イシアブ類2種の交尾ペア。
今年はほんとによく見ます。
ハラグロオニイシアブ の交尾ペア。
今シーズンは、これで通算5ペア目。
たぶん ムラサキクチブトイシアブ ではないかと思われるイシアブ。
相変わらず神経質ですばしっこいですが、林道にたくさん出てます。
そ~っと追いかけローアングルで。
交尾ペア。
こちらは通算3ペア目。
そのうち写真に撮れたのは2ペア。
今年は今まで観察できなかったのがウソのように、この2種のイシアブ交尾ペアをよく見る。
個人的観察例からして、たぶんこれは珍しいシーンではないかと思うのですが・・・
偶然というか、ステキなタイミング的なもんでしょうか。
虫の世界の不思議。
OLYMPUS E-M1 MKⅡ M.ZD40-150mm PRO + MC-14
ムラサキクチブトイシアブ?
林道でみつけた謎のムシヒキアブ。
個人的観察記録ですが、
徳之島では毎年、6月も20日を過ぎた頃から出現。
これに習性のよく似たハラグロオニイシアブの発生は、だいたい5月中旬頃。
それに比べると、発生の時期がひと月ほど遅れるような感じがする。
性格的には、ハラグロオニイシアブよりこっちの方がかなり神経質。
不用意に近づくとすぐに逃げられるので、生態写真を撮るのにはちょっと難しいところがある。
徳之島では特に珍しい種という訳でもなく、林道を歩けば普通にいる。
だが本種の存在を知っていて、尚且つみつけようと思って歩かないとなかなか見れない虫なのかも。
体の色は青緑のメタリック系で、口吻が短いのが特徴。
幸運な事に、交尾ペアもみつけました。
やっぱりイシアブ類は、雨の日に交尾する確率高いのかな?
交尾しててもかなり神経質。
すぐに飛んで逃げる。
そ~っと、
時間をかけて近づく。
これも同一ペア。
ちょっとした事ですぐに飛んでしまう。
昨年、 「 一寸のハエにも五分の大和魂 」 というサイトに画像を送り同定を依頼してみました。
(現在は許可をとらないと閲覧できないようになってます)
すると、とある方からすぐにお返事が。
たぶんこれになる可能性があるかもとの事でした。
ムラサキクチブトイシアブ Orthogonis nitididorsalis Tagawa,2006
ムシヒキアブ科 イシアブ亜科
本州・四国で記録あり
最近になって記載された種
特徴としては
・口吻が極端に短い
・背面が青紫に輝いている。
徳之島でも2個体程が採集されているが、
未だ本格的に調べられていないので今のところ本種との同定は確実ではないとの事でした。
残念・・・
情報ありがとうございました m(__)m
更に 「 ムラサキクチブトイシアブ 」 をネットで調べてみると、
本州の方でみつかった個体の画像が少数みつかりました。
そちらの情報によると、
愛媛県・京都府・栃木県・岐阜県で少数がみつかっている程度でかなり珍しい種だとの事。
それと、奄美大島にもこれとそっくりな種がいるようです。
ある方のブログに誤同定された状態で画像が載せられておりました。
奄美大島でも注意深く探せば、普通にみつかると思います。
今のところ、
琉球列島でみつかっている 「 毛の赤い謎のオオイシアブ 」 と同じような感じの扱いになるのでしょうか。
謎のオオイシアブ共々、南西諸島産のものについてはこれからの調査が待たれます。
OLYMPUS E-M1 MKⅡ M.ZD40-150mm PRO + MC-14
交尾の日はいつも雨ふり。
小雨降る林道。
またまた ハラグロオニイシアブ の交尾ペアをみつけてしまった。
これまで何年も虫撮りやってきましたが、本種の交尾しているシーンは全く見た事がありませんでした。
ネット検索しても交尾のシーンっていうのは一枚あるだけ。
まぁ、珍しいシーンだとは思うのですが・・・
それが今年は、交尾のシーンを目撃するのはこれで4回目かな?
反対側に回り込む。
思えば、交尾のシーンを目撃するのはいつも雨ふり。
もしかすると雨の日は獲物も少なくて暇なので、 「 やる事やっとく!? 」
そんな感じになるんだろうか。
これって琉球列島で昔からよく言われる、『 台風の多い年は子供が増える理論 』 にも通じるような・・・
台風の日は停電でやる事ないから、夫婦で子作りにはげむってヤツ。
いや、虫の世界の出来事やし・・・ これは個人的妄想 ( ̄▽ ̄;)
でも、目撃の確率は高まるような気がします。
OLYMPUS E-M1 MKⅡ M.ZD40-150mm PRO + MC-14
サンタロメバエの交尾ペア
昨日の午前中。
ルアーを投げに海岸へ。
これといった釣果もなく、釣り竿担いでトボトボ歩く帰り道の事でした。
とある植物の花に、クロイワツチバチの飛ぶ姿がたくさん見られました。
吸蜜しているようです。
クロイワツチバチと言えば・・・
周辺を探すと、もしかしたらあのハチに擬態したメバエがみつかるかもしれない。
そんな感じで何気なく探してみると、
あっ! マジでいた (@ ̄□ ̄@;)!!
しかも交尾ペア。
前々から撮りたいと思っていたシーン。
本当なら望遠レンズで遠くから狙いたいところですが、この時はあいにく釣りの帰り道。
手持ちのカメラはコンデジの TG-5 のみ。
仕方なく、そ~っと近づいて接写を試みる。
おぉ~、ここまで寄れて撮れた。
うれしい~ (^O^)
次は角度を変えて。
上からも。
ん!?
ちょっとやそっとの事では逃げないぞ。
思い切って正面からも。
どうやら交尾中は、そんなに神経質ではないらしい。
となると、連結している部分にも興味が。
特に ♀ の下腹部に特徴的な突起があって、あれがどんなんなってるのかな~・・・ と。
おぉ~ !!
メスの下腹部の突起部分、そこの所が90度近くに曲がっての連結。
これはオモシロイ。
さすがに色々とやってたら逃げられた。
飛んで逃げた先で。
遠くにチラッと見えるのは海。
やっぱ釣れん釣りより、昆虫撮影の方が楽しいねぇ~ (*^_^*)
サンタロメバエ
メバエ科
トカラ中之島・奄美大島・徳之島・宮古島・石垣島・西表島
個人的観察では、クロイワツチバチのたくさんいる場所で多く見られる。
その辺のところをネットで調べてみるも、詳しい事はワカラズでした。
たぶんクロイワツチバチに寄生するのだと思うのですが・・・
(近年、屋久島でも記録されたらしい。)
OLYMPUS TG-5 + FD-1
ハラグロオニイシアブ、交尾ペア。
6月4日 虫の日、小雨の降る林道にて。
この日はなんと ハラグロオニイシアブ の交尾ペアを、連続して二組も観察する事ができました。
一組目のペア。
OLYMPUS E-M1 MkⅡ M.ZD40-150mm PRO + MC-14
思えば、この一週間前に初めて交尾ペアを観察。
その時はすぐに逃げられて、あまり良い写真を撮る事ができませんでした。
それがまたすぐに交尾のシーンに遭遇するとは・・・ 感激。
OLYMPUS E-M1 MkⅡ M.ZD40-150mm PRO + MC-14
そして、一組目を撮り終えての数分後。
またまた交尾ペアを発見!!
これまで長い事、趣味の虫撮りをしていても全く観れなかったシーン。
それがこの一週間で三組も目撃する事ができるなんて、信じられませ~ん!!
と言うか、一度目撃すると連続して観れるようになるという、これは虫撮りしてるとよくある事。
いわゆる、法則みたいなものかもしれない。
OLYMPUS E-M1 MkⅡ M.ZD40-150mm PRO + MC-14
いずれにせよ、滅多に観れないシーン。
色んな撮り方を試してみる。
まずはTG-5で背景を入れてと。
OLYMPUS TG-5 + FD-1
交尾してても神経質なアブで、近づくとすぐに逃げてしまうのですが、
このペアに限ってはそうでもないような気配。
続けて魚露目でも撮ってみる。
OLYMPUS TG-5 魚露目8号
魚露目で接写を何枚か撮ったところで飛ばれてしまう。
それを望遠レンズ片手に追いかけて・・・
葉にとまった瞬間を連写!!
OLYMPUS E-M1 MkⅡ M.ZD40-150mm PRO + MC-14
その後、一旦ポイントを離れる。
そして約2時間後の13時過ぎに再びそのポイントを訪れると、
なんとまだ交尾は続いておりました。
OLYMPUS E-M1 MkⅡ M.ZD40-150mm PRO + MC-14
いや~、
虫の日に珍しいシーンを観れて、更に写真もたくさん撮れて・・・
OLYMPUS E-M1 MkⅡ M.ZD40-150mm PRO + MC-14
この種に関しては、もうお腹いっぱいって感じやわ (*^_^*)
獲物を捕らえたハラグロオニイシアブ
ミバエ3種
林道でみつけた ミバエ 3種。
葉裏にいた、ミスジミバエ。
OLYMPUS E-M MkⅡ M.ZD60mm Macro
OLYMPUS E-M MkⅡ M.ZD60mm Macro
こちら別の場所にいた別個体。
OLYMPUS E-M MkⅡ M.ZD60mm Macro
アカメガシワの葉にいたミバエの一種。
OLYMPUS E-M MkⅡ M.ZD60mm Macro
これまで ” ネッタイヒメクロミバエ ” だと思っていたこのミバエ。
改めて調べてみると、翅の模様に若干の違いが。
結局、何になるのかは判らずじまいでした ( ̄▽ ̄;)
OLYMPUS TG-5 + FD-1
こちらも同定ができなかったミバエの一種。
OLYMPUS E-M MkⅡ M.ZD60mm Macro
翅の模様で同定ができそうなもんですが・・・
ミバエ自体が超マイナーな分野なのか、ネット検索では画像が出てきませんでした。
OLYMPUS E-M MkⅡ M.ZD60mm Macro
ハラグロオニイシアブの交尾など・・・
5月の中旬頃からその姿が目立ってきました。
ハラグロオニイシアブ
獲物はハネカクシの一種。
このハネカクシ、過去にも何度か獲物となっている姿を見ている。
ルッキングでの虫探しでは、まず見る事のない種類のハネカクシ。
人間の目には触れない地表に近い位置で、活発に活動しているものと思われます。
交尾ペアも発見!!
アングルを変えようとひざまずいた所で、高い場所に飛ばれてしまう。
ん~、残念 (--〆)
このハラグロオニイシアブ。
個体数は多いものの、何故か? 交尾のシーンというのは今まで一度も見た事がない。
交尾が成立すると、高い場所に移動?
ただ単に見れてないってだけかもしれませんが・・・ ( ̄▽ ̄;)
OLYMPUS E-M1 MkⅡ M.ZD40-150mm PRO + MC-14